グラフィックデザインっていったい何???

グラフィックデザインのことを、工業デザイン(インダストリァル)に対し、商業デザインということもしばしばあります。
わたしがデザイン専門学校の講師をしていたとき、2年制の2年生を受け持っていました。春のその最初の授業で、「みなさんは、この1年間グラフィックデザインの基礎を学んできたけど、グラフィックデザインって一言でいって、いったい、何?」といつも聞いていました。
学生たちは下を向いてなにやら考えています。「むずかしく考えることないから、、、」と、久々の同窓会で飲みながら、友だちから「おまえ、デザイン学校へ行ってるんだろう?」「デザイン学校ってどんなことするのヨ」って聞かれたとき答える程度でいいから。というと、やっとボソボソ手があがり、「広告を作ったり、チラシを作ったりすることです」程度しか自信なさそうにしか答えられないものでした。学んでいた当人たちがそういう状況でした。ですからフツーの人にこの質問を投げかけても、なかなか端的に答えられないのも、仕方がありません。
家やビルをデザインする人のことを「建築デザイナー」、洋服をデザインする人のことを「ファッションデザイナー」、包装紙や容器をデザインする人のことを「パッケージデザイナー」。まあ、こうやって聞くだけで、これらのデザインは何をデザインするのか分かりますよね。でも、意外に「グラフィックデザイン」というのは何をデザインするのか説明できる人が少ないのです。
簡単に「グラフィックデザイン」は何かというと、「主に印刷という媒体(メディア)に対して、デザインをすること」です。グラフィックデザインの本質、目的は「文字情報の伝達」です。読み手がその文字情報の理解を促進するために写真やイラストが頻繁に、効果的に、使われているということです。この「文字情報の整理をする術」が、いわゆるグラフィックデザインと呼ばれるモノなのです。読者のみなさんも、仕事や生活のなかで、ありとあらゆるグラフィックデザインに触れているはずです。発注する立場の人も多くいらっしゃると思います。これからしばらくみなさんを「グラフィックデザインというものへいざない」ます。楽しく異業種を理解していただき、お役に立てば、うれしく感じます。
中国語では、平面設計。もっと分かりやすくいうためには、印刷平面設計といいます。

INFORMATION

マッキントッシュコンピュータでの実習

日本での90パーセント以上のグラフィックデザイナーが、マッキントッシュ・コンピュータを使ってデザインをしています。当アカデミーでも、すべて日本から輸入したマッキントッシュ・コンピュータを使用していますので、フォントやキーボードの問題はなく、また、アプリケーションもすべて日本語版です。 受講生のペースや、能力に合ったカリキュラム 受講生のペースに応じたグラフィックデザイン技術の習得を基本としていますので、「1クラスを最大6名」と少数制の教室にしています。受講生の個性や能力の違いによるデザインレベルに合わせて、講義内容をフレキシブルにアレンジすることをコンセプトにしています。

短期で自在な、集中講義型

日本でのデザイン学校は、基本的には2年間が履修のサイクルとなっていますが、当アカデミーでは、働きながら、あるいは他の勉強をしながらグラフィックデザインを学びたいという方を主な対象にしていますので、それぞれの方の時間の負担が少ないように、短期で自在な時間割を組みます。

「中国の物価の安さ」をそのまま反映した受講料

日本でのデザイン学校では時には、終了までの費用が200〜300万円もかかることもあります。しかし、当アカデミーは、中国・上海の現地法人のアカデミーですので、中国の物価の安さがそのままです。日本の専門学校に比べ、5分の1から、8分の1の費用で、グラフィックデザインの技術を習得できます。日本から留学する価値も充分あります。

日本ではあまり例を見ない実践の中での技術習

当アカデミーは、アカデミーであり、グラフィックデザイン制作プロダクションの機能も備えています。制作プロダクションも兼ねたデザイン学校は、日本ではあまり例を見ない形態です。小規模だからできることでしょう。これにより、実際のデザインワークに触れながらグラフィックデザインを学ぶことができ、また、時にはアシスタント・デザイナーとして働くこともできます。

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